in vivoによる毒性試験

2003年11月26日
ひょっとして、『口を聞くのが煩わしい人間』って一般で言う『嫌いな人間』に当たるのでしょうか?(挨拶)

今日から実験スタート。
2週間実験を止めていたので、今日はそれを挽回すべく夜7時まで延べ9時間「も」実験してました。
・・・と、書くと一般の研究者から殺されそう。
そんな中、事件はおこりました。

事件は午前中。
先生(良い人です。私が罪悪感で死ねるほど良い人です)が私のためにコーヒーを入れてくれた時に起こりました。
私は試験管内の物質をクロロホルムで溶かし、それを集めて濃縮する操作を行っていました。
そこに置かれるコーヒー。
そこへ私が誤ってクロロホルム滴下。
私、一瞬硬直。
ここでの選択肢は3つ。

1.そのまま飲む
2.そのまま捨てる
3.先生が居なくなったのを見計らって処理

当然、3を選択。
そこへ先生のお言葉。
『お前さん、コーヒー早いうちに飲みなさい』
選択肢は1に。

幸いクロロホルムは油に溶け、水には沈みます。
なので底を残すようにしてコーヒーを。
しかし、飲んでから気がついたことが。
このコーヒー、クリープ(脂肪分)入ってるじゃん。
(この場合の正解は、クロロホルムがコーヒーの熱で気化するのを待つ(もしくは『冷めてしまったので』と言って再加熱する)だったのかなぁ?)

そんな訳で、昼頃まで頭痛・吐き気・意識混濁のままひたすら苦しんでいました。死ななくて本当に良かったです。
でも、その姿は先生には見せませんでした。
これ以上迷惑を掛けると、私が罪悪感で死ねます。

みなさんも、飲み物にクロロホルムが混じった時は気をつけましょう。

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