ISBN:4840226121 文庫 沖田 雅 メディアワークス ¥550

とりあえずレビュー書く前にひとこと。
あ〜、君たち。
余計な事しなくてもいいから。
(参考リンク:http://www.google.com/search?q=%E5%88%B6%E6%9C%8D%E6%80%A7%E9%AB%98%E8%A1%80%E5%9C%A7+%E3%83%8F%E3%82%A1%E3%83%8F%E3%82%A1&ie=UTF-8&oe=UTF-8&hl=ja&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=lang_ja)
(参考リンクその2:http://www.google.com/search?q=%E5%88%B6%E6%9C%8D%E6%80%A7%E9%AB%98%E8%A1%80%E5%9C%A7&ie=UTF-8&oe=UTF-8&hl=ja&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=)

さて、レビューにいきます。
この話の内容は『とりかへばや物語』
つまり男女の頭の中が入れ替わってしまうというもの。
そして、その後の展開をつらつらと書き連ねたもの。
話に若干リアリティがない(男女逆転すること自体リアリティがないとか言うのは除く)気はするけど、主役はもちろんのこと脇役もかなりキャラが立っているので、あまり違和感なく読み進むことが出来ました。
しかし、男女入れ替わっているのに性格に違和感ないなぁ(苦笑)
ちなみにこの話を一瞬でネタバレさせたい場合は、表題の中で『〜と私』と書いてある所のみを読むといいです。私はオススメしませんが。
あと、初めのイラストページの文章を読んでおかないと、話に着いていけないことがあるかもしれません。注意。
個人的には『日記帳と私』で結末がある程度予測できてしまったのが残念。

次に、イラストについて。
初めは何か『キャラが幼く描かれてない?』と思いましたが、読み進めていくうちにそれほど気にはならなくなりました。
でも、話の後半に1ページも挿絵がないとはどういうことか。
せめてラストにイラストが1枚欲しかったような。
とりあえず続刊に期待。

今日は何とか10時間勉強に成功。
この調子で薬理を早く終わらせたいところ。
ISBN:4840226113 文庫 柴村 仁 メディアワークス ¥550

第10回電撃ゲーム大賞の金賞受賞作。
話の内容は、
1)戦闘3回+日常風景。
2)世間知らず+天然の巫女が出てきます。
3)男も女も獣もでてきます。と言うか、一粒で3度おいしいです。

以上。
個人的な感想は、『ちょっと勿体無いかな?』
まず敵キャラ。
せっかく挿絵まで描いてもらったのに、1回で使い捨てとは。
後はクラスメイトたち。
これも『とりあえず書いておくか』と書かれたように存在感が薄い。
だから、この人たちも挿絵まで(以下略)

話自体はすごく読みやすかったです。
主要人物に関しては『こいつがどんな奴なのか』とすぐに理解できましたし。
(特に空幻とコウの設定は『イイ設定にしたな、作者』と思いました)
最後まで読み手を飽きさせることなく、最後まで読ませる力はありますし。
挿絵も話のイメージに合ったものだと思いました。

でも、やっぱり『勿体無い』と言わざるを得ない。
何と言うかこの1巻でどのエピソードも完結していないのです。
初めに登場した敵もそのまま放置されてるし。
クラスメイトに関しての話題は全然決着していないし。
○○の秘密についても、抽象的な表現しかされていないし。
最後のお話も何か『とりあえずこれで話を締めておこうか』と言った感じで書かれた様に感じるし。
全体的に『次巻に続く』的なお話なのです。
処女作でこういう書き方するなんて・・・ずるいなぁ。

(個人的な)結論:イラスト・話ともに良い。2巻が出たら買おう。
最近今までの人気作家の作品が微妙と思えてきているので、こういう新人の方には是非頑張って欲しい。あと、イラストレーターも。

本の紹介

2004年2月10日 読書感想文
いぬかみっ!4
ISBN:4840226075 文庫 有沢 まみず メディアワークス ¥570
4+1本の短編集。
そのうち3本が書き下ろし。

話の内容は
1)女性とオンナとメス
2)ポニーテールと責任問題
3)キスと死体と遺体
4)他人の彼女と自分の彼女と変態たち
5)焼け石に水

どれもお馬鹿でお下品(褒め言葉)なお話です。
上の説明を見て、頭に疑問符が浮かんだ人は買ってみると吉。
それにしても、この作者は他にもシリアスな作品書いてるんですけど。
こっちのほうが文体が生き生きしてるなぁ。

と、いうわけで。
今日もあんまり勉強してません。
・・・どうしよう。
あまり勉強が進まない。
まぁ、栄とかに行ってゲームばっかりやるよりはマシか。
薬ゼミが始まるまでに『衛生薬学』くらいは終わらせたいんだけどなぁ。

今日は読書感想文で日記を埋めてみる。
本の名前は『電撃Hp・vol27』隔月発売の(主に短編)小説集。
ISBN:4840225699 単行本 メディアワークス ¥900
月に2冊以上ライトノベルを買う人にはオススメ。活字ばっかりですから。
その中の『第4回電撃Hp短編小説賞候補作』について感想を。

《幸せ二世帯同居計画〜妖精さんのお話〜 五十嵐 雄策》
取っ付きにくいクラスメイトと主人公が仲良くなっていく話。
読んだ後、何かほのぼのとした気分になれました。
個人的に引っかかったのは、似たような比喩表現が何度か使われていたこと。
あとは『女体の神秘』エピソード。
特に後者のほうは、話の内容から見ても別の本で良かった気がする。
ともかく、4作の中では私が一番面白いと思った作品。
後日談などの続編を是非作って欲しいです。

《親愛なるイゼルキュロスへ 芦田 直人》
少しだけミステリ系の話。
話の後半に一気に謎が解明されていくと言うアレ。
なので内容は、あえて説明しないことにします。
私は話の最初と最後しか読みませんでした。
何と言うか、途中の過程が冗長なのです。
個人的にはこういった作品はあまり好きではありません。

《不思議なバイトと宇宙人 上田 司》
タイトルが話の内容を全て語っています。
内容はお嬢様と貧乏主人公のコメディ。
最強メイドさんがいたのが個人的にはステキでした。
ですが、その出番がほとんどなかったことについては減点。
話は途中のエピソードがやや冗長。
その割に最後まで読めたので、やっぱり何かの魅力があるのでしょう。

《最後の夏に見上げた空は 住本 優》
余命1週間の主人公とその恋人のお話。
刻々と近づくタイムリミット。主人公・友人たちの葛藤。
かなり『切ない』お話です。
話の途中である程度結末が読めてしまったのが残念。
しかし、それを補って余りあるキャラクター描写の豊富さ。
そして最後まで読み手を中だるみさせないストーリーの構成。
純粋に『この人は話書くのが上手いな〜』と思いました。

この結果は2/18に発表されるのですが。
私は『幸せ〜』か『最後の〜』が賞に選ばれるのではないかと思います。
この文を読んで興味が出てきた人は、ぜひ手に取ってみてください