今日は審判の日。
後期に受けた再履修科目の結果発表の日。
これで留年が決まると卒業が出来ない。
同時に、国家試験受験資格も失う。
そして間違いなく両親からは勘当される。

結果、『可』ではあるが単位習得。
なんとか卒業決定。
さて、あとは国家試験勉強だ。
あと2倍近くの点数取らないといけないけど。

そう言えば最近やけに目が痒い。
もう花粉症のシーズンになってしまったのだろうか?
そんな訳で、今日はアレルギーについて書いていこうと思う。

アレルギーには4つのタイプが存在します。
(近年では5つのタイプになっているけど、ここでは4つのタイプに分類)
まず?型。
これは即時型アレルギーとも呼ばれ、IgE抗体によってケミカルメディエーター(ヒスタミン・PG・LTとか)が放出され、これによって様々なアレルギー症状が起こってしまいます。
気管支喘息・蕁麻疹・アトピー・アレルギー性鼻炎(花粉症など)がこれに当たります。
また、アナフィラキシーショックも?型アレルギーに当たります。
アナフィラキシーショックとは、一度受けた刺激に対し2度目からは大量の抗体が生産され(過剰に防御反応が起こってしまう)、その結果数十分以内に急激な血圧低下・呼吸困難を引き起こして、時には死亡することもあるショック症状です。
有名なものにはソバや蜂なんかがあります。
と言うか、私自身も蜂に対してこれを持っていて、何度か死にかけてます。
治療法はエピネフリンで血圧を上げたり、乳酸リンゲル液などの輸液を投与します。

次に?型。
これはあんまり有名なものがないのでパス。
重症筋無力症なんかがそう(これは?型になっている時もありますが)です。

そして?型。
これは免疫複合型とも呼ばれ、IgM,IgGが抗原−抗体複合体を形成します。
これによる有名な疾患は糸球体腎炎・慢性関節リウマチ(RA)・全身性エリテマトーデス(SLE)なんかがあります。
全身性エリテマトーデスは抗核抗体と言うものが関与するアレルギーで、症状は蝶様紅斑(顔面がパピ・ヨン状態になる)・全身性血管炎・溶血性貧血などがあります。
これらの症状を見てもらえば何となくわかってもらえるかもしれませんが、SLEは難病(限りなく不治に近い病気)に指定されています。

最後に?型。
これは遅延型アレルギーとも呼ばれ、抗原・抗体反応ではなくT細胞の関与するものです。
なので、細胞が積極的に異物を壊しにかかります。
臓器移植の際の拒絶反応がこれに当たります。
また、これを利用した検査がツベルクリン反応だったりします。

では、そろそろ勉強に戻ります。
今日はせめてマリみてが始まるまでは勉強しよう。

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