こんにちは。
基礎薬学?の参考書の後半が、やらなくてもいい範囲(すでに覚えてしまった)ということを知って、かなり楽になったLichenです。
・・・しかし、こういう形式での挨拶って久しぶりだなぁ。

今日は遺伝子関係について。
その中でもDNAの複製と転写について書いていこうと思います。

まずDNAの複製。
これは以下の2工程によって行われていきます。
1)DNAヘリカーゼでDNAの2重らせん構造をほどく。
2)DNAポリメラーゼで3’ヒドロキシ末端から鋳型鎖を3’→5’方向に読み取りながら、新しいポリヌクレオチド鎖を5’→3’方向に合成。
このときに出来る鎖は連続的に合成されるリーディング鎖、そして不連続的に合成される(岡崎フラグメント)ラギング鎖の2つ。ちなみにラギング鎖のほうは後でDNAリガーゼによって1本鎖にされます。

続いてRNAの転写。
まず、ゲノムDNAのプロモーター領域に転写因子(TF)とRNAポリメラーゼが結合して、転写がスタートします。
次にDNAの複製みたいに鋳型を参考にして5’→3’方向に相補的なRNAが合成されていきます。
最後まで行ったら5’末端にはキャップ(7-メチルグアニン)が。
そして3’末端には150個程度のアデニル酸(ポリA)が結合します。
この結合過程をプロセシングといったりします。
これでmRNA前駆体(プレmRNA)ができました。

ですが、このmRNAは余計な所(イントロンという)を含んでいるので、スプライシングによってイントロン部分を取り除きます。これでようやく成熟mRNAの完成です。
後はこれを元に『翻訳』によってタンパク質を作っていくのです。


でも、これだけの事を覚えるのは面倒です。
なのでMtGに置き換えて考えてみました。
・DNA複製→構築戦のデッキの作り方
・RNA転写→シールドデッキの作り方

DNA合成
1)ネット上などのデッキリスト(DNA)を入手し、まずデッキ内容などを確認する(DNAヘリカーゼでほどく)
2)全く同じカードを集める(DNAポリメラーゼの作用)
  このとき出来るのが以下の2つ。
   ・リーディング鎖(メインデッキ)
   ・ラギング鎖(サイドボード)
3)これでコピーデッキの完成(DNAの複製)

RNA複製
1)会場(プロモーター領域)にプレイヤー(転写因子)とカード(RNAポリメラーゼ)が集まって、スタート。
2)まずパック開封(キャップ)&カード登録(ポリA結合)←プロセシング
3)mRNA前駆体(デッキの元)ができる。
4)デッキ構築(イントロンを取り除く)
5)シールドデッキの完成(成熟mRNAの完成)

・・・MtGを知らない人間にとっては、絶対に覚えられないかも。

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