台風も過ぎた今日この頃。
朝起きると、いきなり呼吸が出来なくなっていました。

息は普通に吐けるけど、息がなかなか吸えない。
のどの痛みと咳をするたびに出る黄色っぽい痰。
そして、呼吸するたびに起こるゼーゼーという音。
・・・紛れもなく気管支喘息の発作です。

季節の変わり目に起きやすいこの病気。
発作時にはβ2刺激薬であるサルブタモールの入ったサルタノールとか、プロカテロールの入ったメプチンとかを吸引しないといけません。
(発作を放置すると、場合によっては冗談抜きで死ねます)
ですが、不幸にも吸入薬が見つからず。
テオフィリン(喘息予防薬)などを飲んでもすぐに効くわけもなく。

・・・結果、近くの病院で自力で行って薬を出して貰いました。
急患扱いですぐに診察してくれた医者の方に感謝。
ちなみにこの発作の起こった原因のひとつは自分にあり。
昨夜飲んだ頭痛薬のバファリン(アスピリン)です。
アスピリンには喘息を誘発する効果があるのです。

ここからちょこっと専門的な話。
必須脂肪酸であるアラキドン酸からシクロオキシゲナーゼ(COX)によってPGが、リポキシゲナーゼによってLTが生成します。
アスピリンはCOXを邪魔してPGの生成を抑制します。
結果、相対的にLTが多めに生成されます。
このLTが喘息を引き起こすのです。

結論:私、薬剤師を目指す人間として失格。

現在はテオドール(テオフィリン)によるRTC療法(24時間この薬物の血中濃度を一定範囲内にして発作を予防すること)が行われてます。
とりあえず、こんなこと(自分で防げること)では死にたくないしね。

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