真の敵とは。

薬局＠8時間労働。
・・・これで前のバイト20時間分ですよ？
社会人になるって、金銭感覚狂うなぁ。

今日は比較的処方せん枚数も300枚未満と少なく、ミスもそれほど起こさなかった。
・・・規格ミス（5倍投与）してしまいましたがOTL

そんなわけでいろんな患者さんの薬歴を見る時間が。
これから服薬指導＆薬歴記入する身としては、どんな風にやっていけばいいのかという指針になります。
特にがん告知されていない患者さんにはどのように対応していけばいいのかとか。

基本的に告知されていない患者さんには、薬情（お薬説明書）は出せません。
そこには大抵『腫瘍の増殖を抑える〜』とか書かれているので、がん告知しているも同然です。
ちなみにほとんどの抗がん剤にはパッケージに薬品名が記載されていません。
例えばパッケージに『5−FU（フルオロウラシル。有名な抗がん剤の一つ）』とか書かれていたら、少し知識のある人には分かってしまいます。
まぁ、鑑別コードまで調べると分かってしまうのは仕方のないことなのですが。

でも、見ただけで『この薬は何かヤバイ』と思うモノがあります。
それが抗がん剤のハイドレア。
（参考リンク：http://tinyurl.com/bu4c7）
見るからに毒々しい色してます。
・・・これは製薬会社的に失敗だと思う。

最後に豆知識。
がん未告知の入院患者ががん告知される相手は、ほとんどが同室の長期入院患者らしい。
こういう人は点滴見ただけでも分かってしまうらしい。
参考までにがん告知されるとコンプライアンス（薬をちゃんと飲んでいるか）はかなり下がります。
確かに抗がん剤は副作用発現率ほぼ100％の薬ですからねぇ。
・・・真の敵は患者か。