『こどもの日』で真っ先に連想した言葉が『小児量』でした。
早く粉薬の量とか%とか覚えないと。

・本日の宿題
Q.バルプロ酸Naと言う薬があります。
錠剤だとデパケンとかですね。

1)デパケンにはデパケン錠とデパケンRがあります。
両者の違いを簡潔に。
2)では、粉薬ではどのようなものがありますか?
水薬でも答えられるとベターです。
・バルプロ酸ナトリウム
抗てんかん薬。躁病なんかに使うときもある。
てんかんには部分発作・全般発作があり、フェニトイン(アレビアチン)なんかは使えない症状のものが存在するが、バルプロ酸はどのような症状のてんかんにも使うことが出来る。
1日量は400〜1200mg。

A.
1)Rは徐放と言う意味。
その名の通り徐々に薬物を放出するので1日に薬を飲む回数が減る。
(デパケン錠:1日2〜3回、デパケンR:1日1〜2回)
そのかわりデパケンRの構造はスチールウールの中に薬が入っているような感じのものなので、薬の一部(スチールウールと表現したところ)が消化されずに排泄されることがままある。

2)セレニカRとかハイセレニン。水薬ならセレブシロップなど。
ハイセレニン(細粒)は20%と40%が存在。
セレニカR(顆粒)は40%が存在。これは1日1回の服用でOK。
粉薬は吸湿性があるので注意。
特にセレニカRは徐放性製剤なので吸湿すると徐放機構が損なわれ、意味を成さなくなるので冷蔵庫などで保存しては×。

日本人の1%はかかっていると言われているてんかん。
自分はかかってはいませんが、こうして書き出してみるとコンプライアンス大変そうですねぇ。
自分も喘息持っているのであんまり他人事ではないですが。

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