ちょっと気になった処方箋。

デパス錠 1mg    1T
デパス錠 0.5mg  2T
1日1回 就寝時     42日分

ルボックス(25mg)  3T
1日1回 夕食後     42日分
・デパス
以前にも書いたので省略。
私も1日3mg+α飲んでお世話になってます。

・ルボックス(マレイン酸フルボキサミン)
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
うつ病・強迫性障害等に使われる。
また、抗不安作用なんかもあったりする。
MAO阻害薬(エフピー錠とか)や筋弛緩薬の一つであるテルネリン・フェノチアジン系抗精神病薬のメレリルとは併用禁忌。
相互作用も色々あるが、テオフィリンなどの作用も増強されたりする。
その結果として頭痛・悪心などの副作用が出やすくなるので、私などのような喘息患者が飲むときには注意が必要。
飲み始めてから2週間程度たたないと効果が出てこないため、中途半端に飲んで『効果がない!』と言って服用中止しないこと。(また、そのように服薬指導する必要性がある)
また、効果が出た(症状が改善した)からと言って勝手に服用を止めないこと。(依存性はないものの、急激な減量・服薬中止によって中止後発現症状の出ることがある)
副作用として主だったものは食欲不振・悪心・眠気・頭痛・めまい・口渇・便秘。時に幻覚・妄想などの精神症状が出る場合もある。
ここで気になったこと。
それはデパス錠の処方について。
これって別に1mg錠×2でもよくない?
何でわざわざ0.5mg錠が2錠も出ているのでしょうか。
飲む錠数が増えると患者さんも面倒でしょうに。


A.デパスの調節(今回の場合は減量)を目的としているため。

薬歴を見るとちゃんと『適宜減量』と医師の指示もありました。
この患者さん、過去の履歴を見るとルボックスも6錠からスタートしていますし、頓服にコンスタン1錠も出ていました。
・コンスタン(アルプラゾラム)
ベンゾジアゼピン系抗不安薬(中間型)
ソラナックスにも同じ成分が含まれている。
心身症の身体兆候や不安・睡眠障害などに用いられる。
急性狭隅角緑内障・重症筋無力症・HIVプロテアーゼ阻害薬を服用中の患者には使っちゃいけない。
飲んだ後眠くなるため、運転や精密作業をさせては×。
第3種向精神薬に指定されており、一度に30日分までしか渡せない。
このように徐々に減量させていき、最後は服薬する必要なしまで行ければ完璧です。
・・・そういえば、現在私のデパス服用量は3mg/日。
こんな処方箋になるように症状が改善できればいいのですが。
今年1年は多分無理だな。むしろ増量OTL

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