健康・・・なのか?

2005年8月26日
健康診断。
個人的には糖尿病になるのではないかと冷や冷や。

結果。
体重:先月と比べて7キロ減。BMIも25を切った。
身長:この年にして去年より1センチ伸びた。
血圧:131/70。高血圧まで後一歩。
血液:総コレステロールが220。ややどろどろ。
血糖:正常。びっくり。
心臓:心電図が途中で平坦になりました。さすがネタ人間。

体重が60キロ台になった事がうれしい。
秋になってもこの体重を維持できれば。
・・・まぁ、この仕事環境ならもっと減らせるかも。
薬局長と交渉。
・・・休みが取れた。
これで彼の結婚式にいける。

だが、代償も大きかった。
でも、後悔はしていない。
休みはそのうち手に入る有給で何とかなる。
だが、彼の結婚式は替えが利かない。

心から祝福させていただきます。
医療関係者にお盆休みなんてありません。
故になかなか休息が取れません。
この季節特有の暑さもあいまって疲労は最大。
眠ると体力が落ちる有様です。
・・・体重が5キロ以上減ったのは個人的にはOKですが。

で、そんなときに調剤ミスを連発。
1)一包化ミス
一包化するときには、各処方の処方日数を合わせる必要がある。
そうしないと滅茶苦茶な中身となってしまうからだ。
そんな中、やってきたのが(確か)70日の処方。
でも、一包化する中にコンスタン28日分の姿が。
コンスタン
向精神薬。
30日・もしくは30回分までしか処方できない。
この場合、処方はコンスタンが別包となる。
(強引に他のと併せると31日目からはコンスタンの入らない包ができるし。)
一応別包でもいいか確認はしたのですが、自分の説明力不足のせいかお互いに要領を得ず。
結局患者様が『一緒にして』とのことで一包化やり直し。
調剤速度の問題でこれ以降は姫様が請け負ったのですが、彼女は70日分コンスタンを処方したのでしょうか?
一つの薬袋に包を入れていたことを考えると、どうもそうしたとしか思えないのですが。
そうでないにしろ、中身の違う包をひとつの薬袋に入れるのはどうかと思います。

2)薬品名ミス
疲労・焦り・中途半端な自信。
これが自分の失敗を起こす三大要素だと思っています。
主にそれは計数ミスとして出てくるのですが、今回は薬品名ミス。
テオロング・アシノン・ザイロリック(70日分)などの一包化中。
その際に自分の勘違いのせいでかなり時間をとってしまいました。
処方が来てから実に30分以上経過。
急がねばと思い、一包化を自分の限界に近い速度でこなす。

・・・直後、薬局長からお呼び出し。
テオロングとテオドール間違えました。
・テオドールとテオロング
どちらもテオフィリン徐放性製剤。
大まかな薬理上の違いはない。
でも、決して間違えて処方していいものではない。
失敗した原因は初めに書いた三要素+自分がテオドール服用者だから『テオ』という2文字を見た瞬間に『テオドールだ』と判断した早計さ。
んで、さらに調剤時間延長。
・・・ダメダメだぁOTL。

『焦らず・落ち着いて』をモットーに最近調剤ミス減らしてきたと思ったらこれだ。
しかも入社して結構経ったのに薬品名ミスするというのは痛い。
もう少し、慎重にチェックを心がけよう。
『遅すぎ』とは言われない程度に。
久しぶりに『ゲーム』をしました。
と言うか、『魔導レベル上げ』をしました。
『カード掘り作業』ともいいます。

10000程度使って、収穫は以下の通り。
・ディナセーバー
・イビルポセイドン
・バルキリー燕
・破壊の業火
・クインセクト
・絶命の波動
・ナーガ
・バルキリー雀×3
・ミスブラッディー×2
・セクシーベル×2

Legカードと光物は結構繋がっているみたいです。
なので、待ちさえなければ光ってもあと5枚くらいは掘ってみるといいです。

魔導レベルは以下の通り。
青・黄:29
赤・緑:27
マップ:20
支援魔:16


盗賊の手・便利なポケット・人魚の涙・シードラコ・パズルシリーズ・『捨て山』発動カードの経験値がほぼMaxになりました。
これでデッキもそれなりのものが出来そうです。
これからは対人戦メインでやりましょうか。

大切なこと。

2005年8月13日
簡単な引き算の問題。

L君は225000円持っています。
ここから200000円が親に天引きされます。
そして、東京までの往復の交通費が23000円ほどかかります。
さて、彼はコミケにいくら使えるでしょうか?

・・・冬だ。冬に行こう。
有給使って、ボーナス使って。
日曜はこの交通費使って鍵だ。

心に残る文章

2005年8月12日
学ぶには大きく分けて二つの方法がある。
教師から学ぶか、それとも一人で学ぶかだ。
教師から教われば、短い時間で効率的に学ぶ事ができる。
だが、この方法では教わることに慣れ、考え方を学びながら自分の頭で考える気持ちをなくす矛盾した弊害を生む。
一方で独学だと習得まで長い時間を必要とする。
だが、試行錯誤したり目標とする人から技術や知識を盗み取ったりする分、物事を深く考える素地が鍛えられる。

どちらの学習法がよいのか。
それには一長一短があって一概には答えられない。

〜清水文化
『気象精霊ぷらくてぃか』より


出典がラノベと言うことはさておいて。
かなりインパクトを受けた文章です。
要はこれをどう使い分けるか、と言うことでしょう。
自分の薬剤師スキルの向上。
今は専ら独学ですが、先輩に意見を聞いて色々な方面から物を見ていこうと思います。
独りよがりになるのは結構危険なことですから。
何でも自分で考えない『教えて君』は論外な。

土曜日の大切さ

2005年8月11日
知己より手紙が。

・・・結婚式の招待状でした。
おめでとう。
貴方様には非常にお世話になりました。
進級とか就職とか、今の自分があるのも貴方のお陰だと思っています。
(面と向かってはこういう事言えないですけど。)

当然、出席しようと自分の予定表を見る。
結婚式の日:土曜日
その土曜日:出勤

週休二日制?なんですかそれは?
有給も考えましたが、まだ自分はそんなの使えません。
・・・薬局長と交渉かぁ。

頑張ろう、自分。

旅に出よう

2005年8月7日
と、思ったので旅に出る。
目的地は浜松(駅)。
ルートは浜名湖一周コース(行き:北ルート。帰り:南ルート)
移動手段は自転車のみ。

結果。
・所要時間:16時間30分(休憩含む)
・走行距離:約170キロ
・水分補給:10リットル
・健康被害:軽く熱中症

以下、感想。
・10リットル飲んで、一度もトイレに行かず
・炎天下の中では20キロ走るのに1リットル以上の水がいります。
・と言うか、炎天下では2時間走るごとに1時間休みましょう。
・そうしないと、一発で脱水症状&熱中症になれます。
・日焼け止めクリームが思ったより効果有り。ないと死ねる。

以前に京都に行ったときはもっと頑張れたのですが。
年齢のせいか、気温のせいか。
鍵聖戦。
去年鍵に40万は使った人間なので、一応手は出してきました。

・・・COMが新カードのVRばっかり出してきて萎え。
こういうのは出し惜しみしてくれていいと思います。
射幸心を適度に煽れると思いますし。
でも、去年のC版の様な封入率は勘弁してください。
・C版事件
去年、鍵の新カード(C版)が夏に登場した。
しかしその封入率は50枚(1BOX)に数枚程度。
ひどいものになると0枚と言うこともあった。
VRに関しては初期の鍵並みに出てこないものだった。
そのためにC版のカードはコモンでも4桁近くに。
絵柄で人気のあったプリティベルはSR出しても出なかった。
一番人気のレッドアイズなどは5桁を越えたことも。
多数のプレイヤー・店の抗議の結果、封入率は改善された。

とりあえず2000円使ってチャイレン出ました。
あと、セクシーベルと天使長出ればもういいや。

で、QoDとの比較。
QoD:強力ダンジョンでどれだけの立ち回り(ネタ含む)が出来るかを楽しむ。カードは二の次(現在は新カードが出たばかりなので、Dカード目的にプレイする人も多いが)
鍵:カード狙いがほとんど。プレイはそろそろ厭きた。対人になると色々『読み合い』が出来てアツイ。

・・・今は、鍵かなぁ?
QoDは不正のせいでeアイテム滅茶苦茶になったし。

台風一家(変換ミス)

2005年7月26日
台風の中。
運良くこの日は休みだったので整形外科へ。

『交通事故』と言うことは伏せて診察してもらうことに。
(初診+10割負担は現在の財政では厳しい)

結果、骨に異常はありませんでした。
その代わり筋肉の損傷が激しかったようで。
素人目でもレントゲンみて『何か変だぞ』って思いましたから。
医者にも『無茶しすぎ』と怒られました。

一応内服+外用薬を貰うことに。
これで1日に飲む錠数が2桁に突入。
・・・健康とはどんどん程遠い存在となっていくなぁ。

当たり年

2005年7月24日
先週の日曜日だっただろうか。
狭い道を自転車で走ってたら、後方から車にぶつけられたのは。

幸いにもぶつけられたのは膝だけ。
転倒こそしましたが、頭を打たずにすみました。
・・・しかし、車はそのまま逃走。
ナンバーってとっさに覚えられないものですねぇ。
車についての知識がないので車種も言えないまま、覚えているのは色だけ。

次の日が祝日と言うこともあり、膝に湿布当てて療養。
痛みにはロキソニン使ってごまかしてました。
病院行こうにも仕事でいけそうにありませんでしたし、普通に歩けたので大したことがないと高をくくっていましたから。

ですが、今日で一週間たって事の大変さに気がつきました。
痛みがロキソニンでは抑えられてない。
ぶつけた膝が熱持って妙な色してる。
自転車こいだり階段のぼるのが苦痛。
しゃがむ→立つで意味不明なほど痛い。

明後日休みなので、医者に行ってきます。
ギプスつけなければ良いなぁ。
歩くのに支障が出ると仕事できなくなるし。

自習

2005年7月17日
今週中に起こったことをここにまとめる(予定)

感覚温度

2005年7月16日
できることが増えました。
失敗回数も増えました。
その分経験値も増えたと思います。
でも、疲労度も増えました。
1日が起床→仕事→就寝に終始。
・・・勉強もしなきゃ。

・最近の斬新な体験
ロイケリン散(急性白血病の薬・抗癌薬)調剤中に吸い込んだ。

アンカロン錠(不整脈の薬、塩酸アミダオロン:毒薬)の潰し(錠剤を砕いたものを散剤として調剤すること)の時は、こういう風にならないようにマスクしよう。

話題は変わりますが。
今週あたりからセミが沸き始めました。
月曜日あたりは数匹程度でしたが、土曜にもなると大合唱。
夕方になってもあの声は鳴り止みません。

というか。
あの声聞くと体感温度、上がりませんか?
個人的にアブラゼミ・クマゼミは特に体感温度上昇。
クマゼミなんかは『死ね死ね死ね死ね』と鳴いているようにしか聞こえません。
これから8月いっぱいまではこの声と共に。
熱射病・日射病には気をつけましょう。

追悼

2005年7月11日
一プロレスファンとして。
橋本真也選手の冥福をお祈りいたします。
保険薬剤師になれました。
これで調剤一般が出来るようになります。

・・・しかし。
そのぶん責任も重くなってくるわけで。
(粉なんかは白いものが多いので、量以外のミスは初めの監査システムでエラーを無視してしまうととんでもないことになってしまうし)

うん、頑張ろう。

あと、給料明細を親に没収されそこからいくらか天引きされることが決定しました。
理由は『去年1年間の借金返済』
天引き額は月20万円×1年間。

・・・ここから交通費と食費を引くと4桁くらいしか残りません。
そして医療費が入ると赤字です。
さすがに医療費を削ると発作とか起こって大変ですので。
冗談浮きで自転車通勤を考えようかしら。
ISBN:408600609X 文庫 ひびき 玲音 集英社 2005/07/01 ¥440

ようやくネタバレで書けます。
話は赤・黄・白の3話構成。
短編集と言ってもいいでしょう。

1)白の場合
乃梨子が性さまにセクハラされる話。
そして銀杏少女が「ふははは」と笑って壊れる話。
・・・うん、おおむね嘘は言っていない。

2)黄の場合
由乃が奈々に振り回されるお話。
好奇心を何よりも優先にして行動。そしてドコか抜けている。
・・・やっぱり、この人は凸様に性格似てるわ。

3)赤の場合
遊園地に行く。
途中でアニメの次回予告みたいないじめ方をされる。
そして祥子さまに新たな設定が付く。
そんなお話。

総括。
桂さん(名字なし)が登場しました。

作者はまだ、彼女のことを忘れていないようです。
それが確認できただけでも本作品の価値はあります。

個人的には少し不完全燃焼な感が。
内容自体は面白いのですが、赤以外結末が微妙。
・・・何が足りないんだろう?

散財記録

2005年7月2日
病院めぐり。
精神面で大幅に改善。
胃薬の処方が緩和な物となる。
また、デパスも減量→中止ということに。
6/30のテストのことが知らず知らずのうちにプレッシャーとなっていたようで。
・・・気の付かないところでストレスってたまっていくものなんですねぇ。

テオドールは200mg錠(劇薬)×2に増量。
この時期は発作が起こりやすいからと言うのと、100mg×2投与で2度も発作が起こっていて『発作予防』の量としては不適と言うことから。
これでも抑えられないとフルタイドが追加されます。
・フルタイド(プロピオン酸フルカチゾン)
吸入ステロイド。
経口ステロイド(プレドニゾロン錠など)と異なり、副作用がはるかに少ない。
(局所作用が強いため、全身作用がないから・・・?)
抗炎症効果が強く、長期的に喘息をコントロールするために用いる。
副作用として喉の刺激感・口内炎・声のかすれなどがあるが、これは喉や口内に薬剤が残っていることが原因で、吸入後にうがいをしてしまえば副作用発現率は大幅に低下する。(そのため、吸入後にうがいを忘れないように指導されるはず)
高血糖症状がまれに起こるとの報告もあり、糖尿病患者については慎重投与。

・メプチン(塩酸サルタノール)
β2受容体への選択性の高いβ刺激薬。
これによって気管支を広げる。
これは短時間作用型のため、発作時のみに用いること。
長期連用すると逆に喘息死の増加に繋がるそうです。
長時間作用型のものにはセレベント(サルメテロール)があり、こちらは発作の予防として抗炎症作用のある吸入薬と併用する。
副作用として振戦・悪心・頭痛や、β1作用による動悸・不整脈の出ることが。
やはり吸入後はうがいをする事。

皮膚科はDo処方。
アレグラによる睡眠(-)ということで継続。

・自転車
ついにブレーキがまったく利かなくなる。
なので、ブレーキのストッパー(ゴムのところ)を全部交換。
4000km以上走ったせいかゴムの部分が磨耗してなくなり、金属部分だけになってました。
そのせいでリムもぼろぼろ(金属同士が擦れあって今までブレーキの役割をしていたから)。
我ながらよくこの状態で乗っていたものだと思います。
と言うわけで特に損傷のひどい前輪も交換。
・・・修理費、実に5桁。
ついでにブレーキワイヤーを無料で交換して貰いました。

・お買い物
『読むように』と言われていた本を購入。
・病気と薬の説明ガイド2005(¥7350)
1000ページ以上ある分厚くて重い本ですが、頑張って読んでみようかと。
・補足
喘息は慢性炎症性疾患であり、炎症によって気道が過敏になり、わずかな刺激で気道が収縮してしまい喘息発作が起こる。
また、炎症によって気道粘膜が腫れたり、痰が大量に分泌されたりしてさらに気道が狭くなり呼吸困難になる。
吸入薬が2タイプ(β刺激薬と抗炎症)使用された場合、片方がセレベントでなければβ刺激薬→抗炎症薬の順に使用すると気道が広がって抗炎症薬が多く吸入できるため効果的。
欲を言うならば、β刺激薬→5分程度おく→抗炎症薬という順に使用するとさらに後者の吸入量が増えます。
(セレベントはすぐに気管支が拡張するわけではないので、あまり意味がない。)

ISBN:408600609X 文庫 ひびき 玲音 集英社 2005/07/01 ¥440

適応 :軽いうつ・活字中毒など
副作用:習慣性あり
説明 :軽い百合が含まれています。過敏症の方は注意。
    また、少女漫画特有の10頭身キャラの挿絵があったりします。苦手な方は注意。
レビュー:ネタバレ厳禁ということなので、7/5に改めて。

一言だけ言わして貰えるならば。
あの人が(文章表現だけでも)登場したことが最大のポイント。
薬局にて業務終了後にテストが。

結果:もうすこしがんばりましょう

決して最悪と言うわけではありませんでしたが、『まだまだ基本の調剤を覚えたとは言えない状態だなぁ』と実感できるレベル。
薬の効果・特徴・副作用・併用禁忌などはこのページでちまちま書いているために9割方出来たのですが、プリンペランに関して全く何も答えられなかった自分にOTL。
プリンペラン(メトプロクラミド)
ドパミン受容体拮抗薬。
消化管の蠕動などを亢進します。
なので食前投与にした方が効果が出ます。
また、CTZのD2受容体遮断によって制吐作用もあります。
副作用はD2受容体遮断による錐体外路障害(手足が震えたり、歩きにくくなったり、よだれが勝手に出たりする)・抗プロラクチン血症(プロラクチンという乳汁分泌刺激ホルモンが増え、女性型乳房・乳汁漏出・不妊・性欲減退などの症状が出てきたりする)などが知られている。
あとは消化管運動が亢進されているので、それに伴って下痢をすることがあります。
後は規格が何mgだったか意外と思い出せなかったことにがっくり。
こういうのを覚えておくと、粉を量るときに錠剤のものと比較ができ過量&過少量投与かの目安が立てられるのに。
まだまだ課題はありますが、早急に覚えていこうかと。

それにしても。
この結果で自分が最下位でないことが問題かもしれません。

新人s、お互い頑張ろう。
投薬ミスで薬局内を騒がせている場合ではない。
以下の処方箋が2枚でやってきました。

<1枚目>
イスコチン錠(50mg)     6T
リマクタンカプセル       3C
エサンブトール錠(250mg) 3T
1日1回朝食後服用       28日分
(一包化で)

<2枚目>
ピドキサール錠(30mg)    1T
1日1回朝食後服用       28日分
(一包化で)
・イスコチン(イソニアジド)
抗結核菌薬。
細菌の細胞壁に作用し、菌を殺す。
ビタミンB6欠乏により末梢神経障害の起こることがある。
また、日本人の多く(約9割)はイゾニアジドを代謝する能力が高いとされていて、こうして大量に出来た代謝物のアセチルヒドラジンが肝障害を起こす。
食欲低下・吐き気・発熱・だるさ・皮膚や白目が黄色になるなどの症状が出てきたら要注意。

・リマクタン(リファンピシン)
抗結核菌薬。らい菌(ハンセン病)にも用いる。
細菌のRNA合成を阻害して菌を殺す。
特徴は尿・大便・唾液・痰・汗・涙がオレンジ色っぽくなること。
これは別に有害なことではありませんが、余りにもインパクトのあることなので予め伝えておくこと。
また、イソニアジドと同様に副作用に肝障害があるので症状に気をつける必要がある。
さらにこれは尿中排泄もされるので腎障害(血尿・尿量減少・むくみなど)にも気をつけるべき(もっとも、尿の色がオレンジ色なので血尿かどうかを目で判断するのは難しいでしょう)。

・エサンブトール(エタンブトール)
抗結核菌薬。
細菌の細胞壁に作用して増殖を抑える(殺しはしない)。
ほかの抗結核菌薬同様、肝障害に注意。
また、副作用として視覚異常の起こることは有名。
これは早期発見できれば回復するが、放置すると元に戻らなくなることがある。
なので毎日、新聞の文字を見るなどして視覚のチェックを行うとよい。
医療機関も定期的に眼の検査を行うこと。

<結核について>
結核の治療期間は通常6ヶ月。
この途中で勝手に服薬を中止すると、治らないどころか薬剤耐性菌が生じることがあり治療が困難・もしくは不可能となることがある。
なのでコンプライアンスが非常に重要。
今回の処方で一包化されているのは恐らくコンプライアンス向上のためかと思われる。

ピドキサールが処方されたのは以下の理由から。
・ピドキサール(リン酸ピドキサール)
活性型ビタミンB6。
イソニアジドとビタミンB6は構造が似通っている。
その結果、ビタミンB6の拮抗物質として働き副作用としてビタミンB6欠乏による末梢神経障害の起こることがある。
この不足したビタミンB6を補うために本処方ではピドキサールが処方されているものと考えられる。
副作用は発疹・食欲低下など。


Q:なぜわざわざ処方箋が2枚に分かれているのか?
服用時間も同じ。
別に錠剤同士が何らかの化学反応を起こすわけでもない。
なぜ、この処方を分ける必要があるのでしょうか?

A:保険適用が変わってくるため。
初めの3剤は抗結核菌薬。
これは結核予防法に基づきある程度公費負担となり、患者負担は5%で済みます。
そしてピドキサールはビタミン剤。
処方の目的は『イスコチンによる副作用の予防』なので、直接結核の治療には関わってきません。
ですので患者負担は通常の30%(3割)
そのために患者負担5%の処方箋と、患者負担30%の処方箋に別れて出てきたのです。

途中入社したために、保険のことがほとんどよく分からない自分。
・・・これから少しずつでも覚えていかないと。

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